【レビュー】激安1000円の赤外線放射温度計は使えるのか?

激安!Amazonで売っている1000円の赤外線放射温度計は使えるのか!?精度はいいのか検証します。色んな物の温度を測ったりしてみます!今回買った商品はGM320という商品で、よくアリエクスプレスでも見かける商品ですね。
赤外線放射温度計とは

赤外線放射温度計とは、赤外線を検知して温度を測定する非接触の温度計測器です。(参考)
どうやら仕組みは、すべての物体から放たれている赤外線は温度にしたがって増加したり減少したりするらしいので、それを利用して赤外線レンズで放たれている赤外線の量を計測して温度を出しているらしいです。詳しくは参考にしてるwebページを見てください
すべての物体は赤外線が放たれていると言いましたが、どうやら物体によって放たれている量が違がったり、同じ物体でも表面の状態が違ったら放たれている量も違ったりします。なので、適切な放射率(赤外線が放たれる率)を設定しないと測定に誤差が発生します。
大体このぐらい知っていれば大丈夫だと思います。
買ったきっかけ
買ったきっかけは2つあります。1つ目は、単純にパソコンの発熱など色々な温度を計測したかったから。2つ目は、今まで電子工作などで失敗して動かないときに毎回素手で熱くなっている部分があるか確認していたので、これで非接触で測りたかったというきっかけがあります。特にそんな感じですかね。
開封
開封をするところを画像で載せたかったんですけど、このwebサイトを作成する前に買って開封したので写真を撮ってませんでした。
大体届くのに1週間程度かかり、中国から届きました。Chinapostで届いたということで、プチプチの袋の中にそのまま物がぶち込まれていました。中身は無事だったのでいいでしょう。

中身はこれだけで、電池は付属していませんでした。
使う前に
まず、使う前に電池を挿入して、使う際のちょっとした注意事項を見てから使いましょう。

これには電池が付属していないので、事前に単四の電池を買う必要があります。
電池の挿入方法は、握る部分に黒い部分があると思います。黒い部分の側面の上ら辺に少しくぼんだ部分があると思います。そこを両サイドのくぼみに親指を入れて前へ押すと簡単に開きますので、そこに電池を入れれば電池挿入完了です。

注意事項は、レーザーポインターを人に向けない。これだけです。人に向けて温度を測りたいならレーザーポインターを切ってください。
色んなもの測ってみた

一番最初は氷から!氷を測る時多少の誤差(±0.3)ぐらい出ましたが、0度で止まりました!!放射率が変えられない温度計ですが0度と表示されています!!(案外使えるかも...)

今度は部屋の温度を測ってみます。時計の温度は部屋の温度と同じはずなので、時計に向かって測ってみたら...なんと、時計の表示されている温度と大差がありませんでした!!驚きです。放射率が固定でも案外使えるかもしれません。

凸凹なアルミ缶の温度を測ってみました、先ほどの『赤外線温度計とは』で説明した通り、物体によっても放射率が違ったり、同じ物体でも表面の状態が違ったら放射率が変わると言いました。が、時計の温度と全然大差ありませんでした。放射率を調べたところ アルミニウムが0.09~0.40、プラスチックは0.8~0.9と全然放射率が違いますが、そこまで測定結果は変わりませんでした。

今度は空の温度を測ってみたいと思います。赤外線温度計は(測定面との間に赤外線を遮る物質が無い限り、どこまで離れても測れる)らしいので、結構低い温度が出ました。もし赤外線温度計を買ったら試してみてくださいね(笑)。
沸騰した水も測ってみたかったんですが、時間が無くてできませんでした。また時間があれば更新したいと思います。
まとめ
今回はアマゾンの激安1000円の赤外線放射温度計を使ってみました。率直に感想を言うと『コスパよし、少し温度がズレてても大丈夫!っていう人にはコスパ最強』だと思いました。 この温度計は結構色んなyoutuberが使ってるのを見たことがあり、例えばラムダ技術部さんが使っていました。是非皆さんも赤外線温度計を買ってみてください。